部下に信頼される優秀なマネージャーには、共通した特徴や振る舞いがあります。部下を一人の人間として尊重していることです。上司の命令をとにかくきくのが当たり前という姿勢で接すれば、表面的には素直でも心は離れているかもしれません。
困った時、声をかけたり相談にのったりして解決への方向性を示してくれる上司には、部下は信頼してついていきます。成果を出した時も、手柄を独り占めするのではなく、具体的にこういうところが結果につながったとフィードバックしてくれると嬉しいものです。次もがんばろうと仕事への意欲が高まっていきます。部下の今の現状に合わせて、どれだけの裁量権を与えるかを見きわめ、任せてやらせ失敗しても責めずに助言する姿勢が大切です。
部下に直接声かけをするかどうかは別としても、部下が何をしているのかを見守ったり、部下の意見を傾聴したりすることで信頼関係が深まっていきます。信頼は、大きな力をもっていて、業務スピードをあげたり質の向上にもつながったりするので、とても大切です。
話をよく聞いてくれるといっても、聞きすぎて自分の意見がころころ変わり朝令暮改のようになってしまったのでは、部下はたまったものではありません。振り回されて疲れやストレスをため込んでしまいます。未来をしっかり見据えて、明確なビジョンをもち、時にはぶれない姿勢を見せることが重要なのです。