新型コロナウイルス感染症の流行による巣ごもり需要により、運送業のニーズが高まっています。一方で近年の運送業界は、少子高齢化をはじめとした様々な要因により、ドライバーが不足していることが問題視されています。このことから運送業に携わる多くの企業にとって、ドライバーの確保が喫緊の課題です。並行して、いっそうの業務の効率化を図ることで、生産性の向上を目指しています。
運送業が業務の効率について考える時、重要になるのは運送用のトラックの稼働率です。購入者の元へ荷物を運ぶためにはトラックが必要不可欠であるため、トラックの稼働率を高めることは、そのまま業務効率を高めることに繋がります。反対に、トラックの稼働率が低下すれば、業務効率の低下に繋がります。
このトラックの稼働率の低下について、実は運送業界では珍しいことではありません。特に繁忙期は、あるトラブルが原因でトラックの稼働率が大幅に低下する企業もあると言われています。
運送用トラックに多いトラブルとは
運送用のトラックの稼働率を低下させるトラブルとは、エンジンに関するトラブルを指します。運送用のトラックは、そのほとんどがディーゼルエンジンを搭載しています。ディーゼルエンジンは、軽油を燃やしてエネルギーとします。この時、有害な物質が発生するため、エンジン内部にあるフィルター(DPF)で有害物質を捕集し、走行中に燃やすことで除去しています。有害物質は、燃やした時に燃えカスとしてカーボンが発生します。このカーボンがエンジン内部に堆積すると、エンジンに不調が起こり、燃費が低下したり、場合によっては走行不能になったりといったトラブルに繋がります。
エンジンに関するトラブルを防ぐには
上述したエンジンに関するトラブルは、エンジン内部に堆積したカーボンが原因で起こります。そのためトラブルを予防するためには、定期的にエンジン内部を洗浄し、カーボンを除去するような整備が必要になります。
ところがエンジン内部の洗浄は、トラックの整備に関する専門的な知識を持たないドライバーが行うには少々複雑です。フューエルラインやインジェクター等の分解を伴うためです。ドライバーでは対応できないため、整備工場に持ち込むことになります。トラブルによって走行不能になることに比べれば、整備工場へトラックを持ち込むことはさほど時間がかかりません。しかし、ドライバー自らがエンジン内部を洗浄できれば、トラックを整備工場に持ち込む時間を削減でき、さらに業務の効率化を図れるでしょう。費用も抑えることが可能です。
こちらの整備機器は、ディーゼルエンジンの内部を洗浄できる洗浄機です。フューエルラインやインジェクター等の分解を必要とせず、誰でも簡単に利用できるのが特徴の整備機器となっています。導入することで、ドライバーが自らエンジンの内部を洗浄できるようになるため、トラックを整備工場に持ち込む時間がかからず、エンジントラブルが発生するリスクも減らせます。今後のことを考えると、導入しておくことをおすすめします。